Timberlandの代名詞でありアウトドアブーツの大定番といえば「6-INCH PREMIUM BOOTS」、通称イエローブーツである。ヒップホップファッションの足元を飾るアイテムとしても知られる一足だが、このブーツの本懐があるのはやはりアウトドアシーンだ。

ヌバック素材のブーツとしては最高峰とされるその防水性と耐久性。荒地でも安定した歩行ができるグリップ力。タフな風格とシンプルで味わい深いデザインは、アウトドアファッションが多様化する今こそ取り入れたいもの。

今回は、アウトドアファッションのスタイリングを多く手がけてきたスタイリストの齋藤良介を迎え、イエローブーツを取り入れたおすすめのコーディネートをセルフスタイリングで披露してもらった。

Timberland創設者のネイサン・シュヴァルツが1973年に発表したイエローブーツは、彼が開発したソールとアッパーを縫い合わせることなく一体化させるインジェクション・モールディング・テクノロジーという成型技術を用いたことで、これまでにないクオリティを実現した。誕生から半世紀が経とうとしている今でも、その機能性とデザインは唯一無二であり続けている。

自前のイエローブーツも所有しているという齋藤良介。アウトドア好きとして、スタイリストとして、どちらの視点から見ても「完璧」と思えるのがイエローブーツなのだという。

「キャンプのときの足元は、ゴアテックス素材のローカットシューズを履くときもありますが、イエローブーツみたいな“ザ・アウトドアブーツ”なシューズを履くとやっぱりテンションが上がりますよ。機能性は言うことないですし、どんなファッションにも合わせやすい。ゴツいのにどこかかわいい。絶妙なバランスはさすが永遠の定番モデルですね」

Timberlandが誇る超ロングセラーモデル。アッパーの防水加工、防錆加工済のアイレットなど機能面も折り紙つき。2011年シーズンからインソールにアンティ・ファティーグ機能が搭載され、長時間履いていても疲れにくい仕様になった
Timberland 6-INCH PREMIUM BOOTS/¥26,400

アウトドアに寄りすぎない“良い塩梅”のセットアップスタイル

多様なキャンプスタイルが発展している今、コロナ禍で特に人気を集めたのがソロキャンプだ。一人で気兼ねすることなく自分のペースで過ごせるソロキャンプ。装備は極力軽く少なく、ミニマルにまとめることが基本。

学生時代からキャンプに親しんできた齋藤も、コロナ禍でソロキャンプ用のギアを買い足していたという。テントや器具は軽量でコンパクトなアイテムを揃えながらも、ファッションアイテムについては「アウトドア系だけで固めない、良い塩梅を狙う」のが齋藤流のスタイリング。イエローブーツを使ったひとつ目のコーディネートでは、ハイテク素材のセットアップを合わせた。

「イエローブーツはアウトドアだけじゃなくアーバンな雰囲気の服にも合うので、このブーツならではのスタイリングをするなら、どちらのテイストもミックスしてみるのが面白いです。

このJUGEMのセットアップは、パンツが透湿性と防水性の高いeVentフィルムを使ったもの。ブルゾンも耐久撥水性のある素材を使用しています。ワイドめなシルエットのセットアップは今っぽさもありますよね。

せっかく足元がイエローブーツなので、服も水や泥を気にしなくていいものを合わせたい。それと同時に、アウトドアなテイストに寄りすぎない、都会っぽい雰囲気もある仕上がりにしたい。そんなふたつのテーマをミックスしたコーディネートです」

フィッシャーマンズベストと軍パンを合わせた釣り人ルック

ふたつ目のコーディネートは、「イエローブーツで渓流釣りに行くなら」がテーマのスタイル。ここでもポイントになるのは、ガチガチのフィッシャーマンズスタイルではなく、釣り以外のジャンルもミックスした組み合わせの妙だ。

パーカーの上にSOUTH2 WEST8のフィッシャーマンズベスト、ボトムスはミリタリーパンツ。アメリカンヴィンテージな雰囲気が大自然に溶け込む、シンプルで真似したくなるスタイルだ。

「イエローブーツは何にでも合う、と言いつつやっぱりカーキ系パンツとの相性は鉄板ですよね。Timberlandのブーツを使ったコーディネートを考えるときに、僕がまずやりたくなるのが太めの軍パンとの組み合わせ。タイトなパンツにも合うと思いますが、キャンプや釣りのようなシチュエーションでは動きやすさ重視でワイドめのものを選ぶ方がいいと思います。

NEPENTHESが展開しているブランドのSOUTH2 WEST8は、釣りがテーマのアウトドアブランドです。このフィッシャーマンズベストは本格的なつくりで、かつデザインもかっこいい。釣りに行くときはほぼ必ず着ていきますね。こういう本気の釣りアイテムと軍パンを合わせるバランスが自分的にはちょうどいいかな」

日々、スタイリストとして現代的なアウトドアファッションのスタイリングを提案している齋藤。そんな彼にとってのTimberlandイエローブーツとは。

「ヒップホップのイメージが強いモデルだと思うんですが、だからこそこのブーツの原点であるアウトドアシーンで履くのがかっこいい。あと、アウトドアで履かれるシューズのトレンドも、最近はブーツやトレッキングシューズより軽くてコンパクトなものが主流になってきていますが、だからこそこういう本気のブーツを選ぶ面白さがあると思う。

ヒップホップファッションではピカピカのイエローブーツが良しとされていますが、僕はむしろ履き潰してリペアして、クタクタになった状態が好きですね。ガンガン履いてこそのイエローブーツですよ」

タフなシチュエーションでこそ真価を発揮するイエローブーツ。ピカピカなまま靴箱に仕舞っている人は、ぜひお気に入りのウェアと合わせて山に川に繰り出してほしい。

キャンプ Coordinate
ジャケット/JUGEM/¥20,000/HEMT PR
パンツ/JUGEM/¥24,000/HEMT PR
その他スタイリスト私物

釣り Coordinate
ベスト/SOUTH2 WEST8/¥46,200/NEPENTHES
ハット/SOUTH2 WEST8/¥14,300/NEPENTHES
パーカー/VOTE MAKE NEW CLOTHES/¥9,900/HEMT PR
パンツ/nanamica/¥31,900/nanamica TOKYO

問い合わせ先
HEMT PR/03-6721-0882
NEPENTHES/03-3400-7227
nanamica TOKYO/03-5728-3266

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