ボリューミーなダッド系スニーカーの流行もひと段落して、コート系、バッシュ系のレトロデザイン、ランニングシューズなどのクラシックなスニーカーに改めて注目が集まっている。そんななか、Sauconyが1997年に発売した「3D GRID HURRICANE」が、今の気分にぴったりなカラーリングで復刻。1990年代後半の雰囲気をまとったこのシューズの、2022年的な履きこなしを探ってみた。

Sauconyが「HORNET」「JAZZ」「SHADOW」といった定番モデルに続いて、1991年にリリースしたのが「GRID」シリーズだ。今回復刻された「3D GRID HURRICANE」は、GRIDシリーズの第三世代にあたる。

Saucony 3D GRID HURRICANE OG/¥13,200
オリジナルのディテールを忠実に再現しながら、アッパーにフルグレインレザーを採用するアップデートもほどこした

Sauconyといえば、創業の地マサチューセッツ州カッツタウンに流れる「サッカニー川」をイメージしたサイドラインが特徴だが、このモデルはその意匠をシャープにした挑戦的な一足。高機能で未来的なデザインのスニーカーが求められるようになった90年代のトレンドを意識してのことだろう。当時としてはフューチャリスティックなデザインだったが、今の感覚ではレトロフューチャーである。

白地にネオンカラーを走らせる配色は、90’sっぽいサイバーなテイストのファッションと相性が良いが、バキバキなアイテムで固めすぎるとコスプレ感が出てしまうので注意。抜け感を意識したアイテム選びが肝心だ。

バグ柄のシャツやパーカーをインナーとして使う感じは当時っぽい遊び方。多面的なカッティングがほどこされたハイテクスニーカーには、あえてローテクなチノパンと合わせるぐらいの方がバランスをとりやすい。

スタイリングを担当したYuki Yoshidaいわく「90年代のhideのファッションをイメージした」というレトロなベロアのジャージは、古着のようにも見えるが、実は今シーズンのパリコレブランドの一着。ボトムスには色褪せたセミフレアのデニムを選び、3D GRID HURRICANE OGのボリューム感と馴染ませる。

古着や現行ブランドのアイテムを取り入れたりしながら、オンリーワンのスタイルをつくりだすのが今の90年代リバイバルの特徴。さまざまなカルチャーが交差するなかで新しい価値観が生まれ始めた「あのころ」の雰囲気と、フラットな感覚であらゆるスタイルを取り入れる今の気分がうまくミックスした、レイト90’sなスタイルを楽しみたい。

Profile

金丸 尭暉(かなまる・よしき)

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Kaito

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