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Shoes × Fashion

俳優・三宅亮輔のファッション観から語るNIKEの新作アパレル「NIKE SPORT PUNK PACK」

Photography Cosmo Yamaguchi
Hair & Makeup NOBUKIYO
Text Shinri Kobayashi
Edit Keisuke Tajiri(TOIL)

NIKEからこの11月に発売される新作アパレル「NIKE SPORT PUNK PACK」は、スポーティな定番アイテムたちにパンク的なテイストを盛り込みアップデート。NIKEが発信する新たなアパレルたちを、ファッションに深いこだわりを持つ気鋭の若手俳優・三宅亮輔が語る。

モデルのほかに俳優という肩書きが加わったこの2年で、他人から変わったねと直に言われるほどの変貌を遂げたという三宅亮輔さん。その変化は、大好きだというファッションにも表れた。

「昔は50年代のファッションばかりにこだわって集めていたんですが、今は年代に関わらず、面白い素材やロゴものの服を選ぶことが多くなりました。スニーカーはどちらかと言えば、NIKEのローテクものが好きなんですが、『AIR MAX 97』を履いたことをきっかけにハイテクスニーカーにも手を出すようになりました」

スニーカーというジャンルで、ハイテクという新しい世界に触れるきっかけになったNIKEは、三宅さんにとってどんなブランドとして映っているのだろうか。

伝統的なNIKEのバスケットボールシューズにビンテージ感のあるミッドソールを使用し、レトロなスタイルを表現したオーセンティックな一足
NIKE BLAZER MID ‘77/¥12,100

「NIKEと言えば、バスケを想像する人も多いと思いますが、僕にとっては『浦和レッズ』なんです。NIKEが公式ユニフォームを提供していて、大好きなんですよね。あとはイメージとして、たしかにスポーツブランドではあるんですが、スポーツし過ぎることもなくて、ファッションとスポーツをつなぐような、普遍的なブランドだと思います。僕の好きな古着にも合いますし、ファッションとして取り入れやすい。今日のNIKE SPORT PUNK PACKシリーズも、パンツはスウェット素材で動きやすいのと同時に、リラックスしすぎていない服という感じですね」

厚手のフレンチテリー素材のパンツにTech Fleeceポケットテーピング、切りっぱなしの裾であしらわれたデザインは、スポーティなNIKEのイメージにはないワイルドな雰囲気を醸し出す
NIKE PUNK Pants/¥10,450

演技を重ね、大きく変わった自身とファッション

話を冒頭に戻す。三宅さんは当時を振り返り、「50年代とか服の年代にこだわっていた2年前の自分は、自然体ではなく、どこか一枚皮を被っているかのようだった」と話す。では今はどんなモードなのか?

「昔は、どこかいい人を演じていたような気がしますが、今はごく自然体です」

役を演じることで、本人が自分を演じることをやめたというのはどこか象徴的だ。演技の本質的な面白さを三宅さんが、体感しているからなのかもしれない。

裏地のレスキューオレンジが特徴的なボマージャケット。腕周りに施された絞り加工はボリューミーなシルエットを引き締めるデザインに
NIKE PUNK Bomber Jacket/¥19,250

演技とファッションの意外な共通項

「演じるときは、自分と役柄で価値観がどれだけ違っていても、その役柄人生をしっかりと生きます。その役柄と僕の人生を重ね合わせていく過程で、両者の違う部分を発見して突き詰めていくと、ある瞬間に、自分のリミッターがバンッと外れるっていう経験をしたことがあるんです。痛感するのは、どんな役を演じようとも、結局大事なのは素の自分で、三宅亮輔という人間をどう形成していくのかなんですよね。

僕は俳優という職業ですが、新しい自分を発見したい人にとって、今回のような普段とは違うファッションに挑戦してみるのも、ひとつの方法かもしれませんね」

スリーブにプリントされたグラフィックとゆとりのあるシルエットは、 ストリートスタイルとしても楽しめる
NIKE PUNK Pack L/S Mock T-Shirt/¥4,950

さまざまな役を演じることは、素の自分とはまた違う人になりきるということである。服を着飾るということで普段とは違う自分を演出するというファッションの根源的な楽しさとも通ずる部分がある。

「例えば、デニムをたくさん持っているんですけど、一週間のうち履くのなんて決まった2、3本くらいでした。でもここ最近は、全然着てなかったものをパッと取って着てみたら、思いのほかよかったなんてことがありました。狙い通りにいくこともあれば、偶然できた着こなしで気持ちが上がることもあるんですよね。着る服によってテンションは変わるし、上げていきたいときはそういう服を着ることだってあります」

では、今日のNIKE SPORT PUNK PACKシリーズは、どんなシーンのどんな気分で着るのだろうか。

メタルのNIKEバッジやダメージ加工といったパンクをイメージさせるディテールを織り交ぜられたアイテムたちは、常に新しいデザインを追求するNIKEの精神を表現している
NIKE PUNK Crew/¥9,900

SPORT × PUNK。NIKEに息づく「新しいデザインへの追求」

「パンクファッションというと着こなしが難しいと感じると思いますが、今日のNIKEのアウターは、シーンを選ばずにどんなところでも着ていけると思います。これくらいのビッグシルエットは今だとちょうどいい。裏地がオレンジでスポーティーな要素も感じられてまさにNIKEのアパレルという感じ。

あと、インナーのトレーナーとパンツはスウェット素材で、僕もプライベートでは実は上下スウェットを街着として着ることもあります。近所の温泉に行くときも、当然湯上りにカチッとしたものは着たくないから、こんなスウェット素材だとありがたいですよね。しかもリラックスしすぎていないデザインだから、見られても恥ずかしくない。上下スウェットを着るようになったのも、肩の力が抜けたというか、型に固執しなくなったのかもしれません」

NIKE SPORT PUNK PACKと銘打たれたこのシリーズは、PUNKという言葉がついているけれど、三宅さんの言うとおり、とっつきにくさはない。日常の風景になじむそのラインナップを、三宅さんのように肩の力を抜いて取り入れて、新しい自分との出会いを見つけてみては。

Profile

三宅亮輔(みやけ・りょうすけ)

1995年7月3日生まれ、京都府出身。2015年から2019年まで集英社「MEN’S NON-NO」の専属モデルとして活動。2019年、NTV系列「白衣の戦士!」でドラマレギュラー出演を果たし、舞台「365日、36.5℃」では初主演を務めた。2021年に公演する舞台「いまを生きる」でチャーリー・ダルトン役を演じる。

https://www.imawoikiru.jp/

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