ストリートシーンの絶対的なアイコンでありNIKEを象徴する、スウッシュが2021年にデザイン誕生50周年を迎えた。これを記念してSWOOSH 50と題したコレクションが発売。スウッシュ誕生秘話は、2017年に出版されたNIKE創業メンバーのひとりフィル・ナイトの自叙伝『SHOE DOG』でも克明に記述され、スニーカーファンに広く知られるエピソードだろう。ここではSWOOSH 50コレクションの魅力にフォーカスする。

NIKEのシンボル、スウッシュ誕生50周年

スポーツブランドのリーディングカンパニーとしてマーケットを牽引するだけでなく、スニーカーカルチャーに大きな影響を与えているNIKE。そのプロダクトにはNIKEブランドの象徴であるロゴ、スウッシュがインプットされている。

WAFFLE TRAINER 2 S50

WAFFLE TRAINER 2 S50/¥12,100

そもそもスウッシュとは素早い動きをイメージした擬音でもあり、デザインがスウッシュと名付けられたのも必然だろう。このスウッシュを最初に搭載したサッカースパイクが発売されたのは1971年6月18日のこと。そして2021年はスウッシュ誕生50周年にあたり、これを記念したコレクションがNIKE SWOOSH 50というわけだ。国内で展開されるNIKE SWOOSH 50は、いずれもNIKEの歴史を語る上で欠かせない名作がベースモデルにセレクトされている。

SWOOSH 50に装着されているデュブレ

特別なディテールや素材、カラーセレクトまで見どころ満載

人気のレトロランニングシューズの魅力を前面に押し出す復刻モデル「WAFFLE TRAINER 2 S50」は、1977年にオリジナルが発売。70〜80年代当時はプロスポーツチームだけでなくNCAA(全米大学スポーツ協会)所属の有力校に通い、コーチや選手の意見をもとに商品開発が行われた。そのためNCAAのチームカラーを反映したシューズが度々製作されていたのだ。

スウッシュが初めて使われたシューズの発売日“First use June 18, 1971”のテキストと当時のスウッシュをほどこし、誕生50周年をたたえる

鮮やかなオレンジに染まるカラーウェイのポイントにはグリーンが使用され、NCAAの強豪マイアミ大学のチームカラーを連想させる仕上がりだ。

チームカラーのオレンジが映える、84年のオレンジボウルで着用されたマイアミ大学のユニホーム© Manny Millan/getty images

前後の補強パーツやアイレットに使われるスエードは、スムーズレザーより強度は劣るものの、柔らかく足なじみの良い素材として70年代のスポーツシューズに多用されていた。シューズテクノロジーが進化した現在、主に季節感を演出するスエードがスポーツシューズに採用されるケースは稀だ。毛足の長いスエードとアッパーのナイロン素材が、アニバーサリーモデルの特別感と70年代のランニングスニーカーらしさを併せ持っている。

70年代から80年代に生まれたデザインと現代的なスニーカーシーンの融合

オールドスクール系バッシュからは、大定番モデル「BLAZER」と「DUNK」、そして「AIR FORCE 1」が登場。いずれも70年代から80年代に誕生したマスターピースである。

BLAZER LOW '77 PRM S50

BLAZER LOW ’77 PRM S50/¥12,100

「BLAZER LOW ’77 PRM S50」は、アッパーのインサイドとアウトサイドのレザーやステッチのカラーを変更し、現代的なトレンドを意識した仕上がりが印象的。大型のスウッシュは、それがNIKEによる特別なスポーツシューズである事実を強く主張しているかのようだ。

スウッシュのカラーを好みに合わせて貼りかえられる

WAFFLE TRAINER 2 S50やBLAZER LOW ’77 PRM S50には2色のシューレースが付属しているので、異なるカラーを重ねて足元のポイントに活用するのも楽しそうだ。

AIR FORCE 1 '07 S50

ABC-MART GRAND STAGEにて限定販売される「AIR FORCE 1 ’07 S50」/¥11,000

「AIR FORCE 1 ’07 S50」には他のNIKE SWOOSH 50とは異なり、スクエアデザインのデュブレを採用。そこに刻印されるスウッシュにはクリスタルが埋め込まれ、NIKE SWOOSHの 50周年というセレブレーションを主張している。

筆記体ロゴがSWOOSH 50ならではの個性を演出

シューズテクノロジーのバリエーションが限られていた当時、アスリートの使用を前提に当時最高峰のディテールを組み合わせると、どうしても他社と似たシルエットになりがちだった。現代でこそ「70年代らしい仕上がり」「80年代の雰囲気がカッコいい」とポジティブに捉えられるが、当時は「自社の製品を選んでもらう」差別化の意味でスウッシュが果たす役割は非常に大きかったといえる。

SWOOSH 50のインソールにはオリジナルをはじめ、歴代のスウッシュがほどこされている

他にも「AIR MAX 90 SE」や「AIR MAX 97 SE」のハイテク系スニーカーもラインナップしたNIKE SWOOSH 50は、単に過去の偉業を振り返るのではなく、現代のスニーカーシーンで楽しむことを前提にデザインされた幅広い世代に寄り添う注目のコレクション。50周年を記念したこれまでにないラインナップから、お気に入りの一足を手にとってみてはいかがだろうか。

AIR MAX 90 SE/¥14,300

記事内のアイテムをチェック
記事内のアイテムをチェック

Related Item 関連商品

Related Story

Shoes × Detail

同じカテゴリー一覧を見る