ブランドを代表するアイテムのルーツを紐解き、その魅力の本質に迫る連載企画。シューズ史の1ページを担ってきた数々の名プロダクトを振り返りながら、シューズの大辞典「アイコニックアイテム」を構築していこう。今回のアイテムは、Reebok「CLASSIC LEATHER」。スタイリッシュで機能性も持ち合わせた、レトロランニングシューズの王道をいくReebokのアイコニックアイテムだ。そしてデザイン誕生40周年を目前に控え、CLASSIC LEATHER本来の魅力を現代的に再解釈したリデザインモデル「CLASSIC LEATHER 1983 VINTAGE」がローンチされる。

足元の清潔感を演出するスニーカー

スマートなシルエットを描くレザーアッパーに補強パーツを重ね、2層構造のEVAとラバーで構成されるソールユニットと組み合わせたオリジナルは1983年に発売。店頭にならぶ復刻モデルのバリエーションもシンプルなカラーブロックだけでなく、さまざまなカルチャーとジョイントしたコラボレーションモデルを展開している。さらに素材やディテールをアップデートしたバリエーションが、ストリートシーンに華を添えているのはご存知の通り。

1983年、ランニングシューズとしてだけではなく、ライフスタイルモデルとしても活躍するCLASSIC LEATHERが登場。現在では、ライフスタイルモデルとしても幅広い層に受け入れられている

CLASSIC LEATHER 1983 VINTAGEのディテールにフォーカスする前に、そのバックストーリーについておさらいしよう。前記した通りCLASSIC LEATHERのオリジナルは1983年に発売されたプロダクトだが、シリアスランナーが履くパフォーマンスシューズではなく、幅広い層にReebokの魅力を伝えるライフスタイルモデルとして発売された特性を持つ。

アッパー素材には、前年に発売されたエアロビクスシューズ「FREESTYLE」に続き、衣類用として使用されるガーメントレザーを採用。スポーツと真剣に向き合うアスリートだけではなく、タウンユースでもスポーツテイストが楽しめるスニーカーとしてデザインを施したのだ。

ヨーロッパではワードローブに欠かせない一足

ハイテクシューズの素材を変更し、スポーツ時以外のコーディネートでも取り入れやすくアレンジする手法は現代のスニーカーシーンでも多用されているが、そのデザインアプローチを1980年代前半のタイミングで実行していたのだ。

そもそも日本国内では「Reebokの人気スニーカー」といえば「INSTAPUMP FURY」を推すファンが多いだろうが、ヨーロッパではINSTAPUMP FURYよりもCLASSIC LEATHERの人気が圧倒的に高く、ワードローブに欠かせない一足とも評されている。特に1983年当時のオリジナルカラーを継承する、オールホワイトやグレーにレッドのラインを描いたシンプルなカラーブロックの復刻モデルは、Reebokのアイコニックアイテムといえる。

1985年の実際の広告。既にヨーロッパではワードローブに欠かせない一足として確固たる地位を築いていた

ランニングシューズ由来の快適な履き心地とともに、あらゆるコーディネートに取り入れやすいスマートなルックスを併せ持つCLASSIC LEATHERが、ファッションの先進国に暮らすヨーロッパの人々に受け入れられたのも当然の流れなのだ。

現代的なライフスタイルに合わせてディテールを再構築

そして2022年2月17日に発売される「CLASSIC LEATHER 1983 VINTAGE」は、1983年生まれのオリジナルデザインに敬意を表しつつ、現代的なスニーカーライフに寄り添う一足へとアップデートされた。

2022年ローンチ「CLASSIC LEATHER 1983 VINTAGE」

サイドパネルのベクターロゴやウーヴンラベル、各パーツに施されたステッチが1983年当時のディテールを継承しながら、全体のシルエットを既存の復刻モデルよりもシャープに整えている。性別を問わずキレイめコーディネートとの相性が良いのは言わずもがな、ビジネスシーンにジャケットスタイルを取り入れている層にとっても、足元に清潔感を演出してくれるオン&オフ兼用のスニーカーとして頼れる存在となるだろう。

またガーメントレザーを使用するCLASSIC LEATHER 1983 VINTAGEは、履きこむほど自分の足になじみ、経年変化を楽しめる。そのサイズ選びもスニーカーにありがちな余裕を持ったサイジングではなく、フィット感の良さを実感してもらうため、ジャストサイズを狙うのがおすすめ。機会があれば店頭で試着しつつ、ショップスタッフのアドバイスを得ながら最適の一足を購入するのも賢い選択といえるだろう。

経年変化が楽しめるガーメントレザーは、自分好みのスタイルに育てられる

適正なサイズを選び、自分の足に馴染んだCLASSIC LEATHERの心地よさを知ったとき、ヨーロッパで「ワードローブに欠かせない一足」と呼ばれている理由を知るはずだ。スニーカーファンの琴線に触れるCLASSIC LEATHER 1983 VINTAGEが発売された事実は、クラシック系のデザインを好む層にとっても今後のReebokのラインナップに期待が膨らむだろう。

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